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今年5月に行われたハノイ市の調査で、「家畜飼料と豚肉の227検体を検査した結果、豚肉8検体から家畜の飼育では使用が禁じられている発がん性の成長促進剤を検出した」らしい。

養豚は皆が思う程収益率の高い商売ではなく、実は非常に薄利で、規模も一定以上でなければ収益性が無い上、近年では青耳病等の発生もあり、リスクも高い商売になっている。

病気の発生で市場価格も下がっている様で、生産者にとっては踏んだり蹴ったりな状態である訳だが、そういう時だからこそこういうケースが増えてくるのかも知れない。

食品の安全を知るには市場をよく観察するする必要があるのだ。
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ベトナムの農業農村開発省は、常温保存の食肉等について、解体から8時間以内の販売を義務付けする通達を発表したばかりだったが、早速実施見合わせの発表をした様だ。

● 常温保存の食肉流通に関する通達、実現困難のため実施見送り

途上国では一般的だが、ベトナムも例に漏れず、解体後の肉類は炎天下、一日中市場に置かれる。その間にもハエがたかり、人が素手で触り、その他にも汚い刃物やまな板含め、様々な接触物から菌をもらう訳だ。あの環境じゃ、8時間だって長いと思うが、結局の所、規制を発表したって誰も監視できないし、誰も守らないし、消費者だって分からないから、発表するだけ無駄って判断だ。

売り手によっては一日炎天下で置いておいても腐らない様に、化学薬品で処理をしている輩も居るから、新鮮に見える肉が必ずしも安全とは言えないのがまた怖い。ここは中国の隣国ベトナムである上に、カネが絡むとそういう倫理観が吹っ飛ぶベトナムだから、中国製の謎の薬品が使われている可能性もかなりある。

最近では「新鮮過ぎる食材は気をつけろ」なんて言われる様になったが、どこまで新鮮でどこまで新鮮でなさそうなものを買えば良いのか、難しい問題である。

魚なんかは港で揚げたものをその場で買えば新鮮かというと、近海でない魚はその長時間輸送の為に危ない薬品を船の上で既にぶっかけてある可能性もあるから(こういうことがあることは既知の事実)、港で青々とした魚を買ったとしてもそれは危ない薬漬け魚だったりする。

危なく、難しい、本当のベトナムの食品安全事情である。
私も朝食に日々お世話になっているBanh My(サンドイッチ)ですが、驚くべき検査結果が。。。

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●ダナン:屋台のバインミー、8割が大腸菌に汚染

中部ダナン市の保健予防センターはこのほど、市内の路上の屋台で販売されているバインミー(フランスパンのサンドイッチ)についてサンプル検査した結果、約8割から大腸菌群・大腸菌を検出したと明らかにした。

市内の約400カ所の路上販売屋台について検査を行った結果によるもので、おこわ、バインベオ(米粉の蒸し餅)の約7割、フォー(ベトナムうどん)などのめん類と海産物の約5割のサンプルからも同様に大腸菌群・大腸菌が検出された。また、バインミーの9割以上が新聞紙を包装に使用しており、インクに含まれる鉛に汚染されている可能性がある。

ダナン市で2002年から2006年にかけて発生した25件の食中毒のうち、6件(24%)が路上販売の食品が原因だった。

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その他にもサイゴンの路上で販売されている豆乳の半数は国の衛生基準を満たしていないとか、

全国の家畜肉61%が衛生安全基準を満たしていないとか、

工業用染料が食品に使われているとか、

考え出したらきりが無い程。

一方で政府は食中毒の件数すらマトモに把握できていないのが現状。

だから対策もとれず(とられず)。

どうなるベトナムの食品安全。
こんなニュースが。

ハノイ:市場の野菜全てから大腸菌を検出

2009年の記事でこんなものも見つけた。

ベトナム人6000万人が寄生虫持ち!?

この記事によれば、4省での無作為調査の結果、野菜サンプルの13%に、果物の5%に許容レベルを大幅に超える殺虫剤が検出され、95%の野菜サンプルから病原性大腸菌やサルモネラ菌が検出されたという。

その他、肉類についてもサルモネラ菌や黄色ブドウ球菌が、生鮮食品全般にみても6.39%に化学物質が残留していたという。

中国製品をとにかく馬鹿にするベトナム人であるが、ベトナムの食品も大分危ないのである。

いずれ機を見て書こうと思うが、一見海から引き上げただけに見える魚などにも、保存の為に船上で薬が撒かれていたりする(もちろん禁止薬品)。生で新鮮に見える魚にも注意が必要だ。
ベトナムの醤油は変な味がする。

まあチャーハンだとか、そういうのには合わないこともない。

でも単品で味を確かめるとやっぱり醤油らしからぬ味がする。

こういうジャンキーな味好きだわ~という人を除いては、日本の醤油に慣れた口には何だか変な感じがするのだ。

その謎をひも解いてみよう。

まずこれがスーパーなどで一般的に手に入るベトナムの醤油(Nuoc Tuong=ヌックトゥーン)。種類はかなり沢山あって、10種類以上が常時置いてある。

RIMG0055.jpg

ここに並べたのはとりあえず、あからさまに香り付けのされていないいわゆる「普通の」醤油。

ベトナムでは醤油に見えるけど、実は化学調味料だったり(よく見ればNuoc Tuongと書いてない)、マッシュルームなどの香り付けがされているものも多い(キノコがラベルに描いてあったりする)ので注意が必要だ。

↓一つ目がスーパーブランドのいわゆるとても安いやつ
RIMG0060.jpg
見るからに怪しい。

↓そしてこちらが一般ブランドのもう少し価格の上のやつ
RIMG0059.jpg
図柄からは丸大豆醤油を彷彿とさせる。

ちなみに、「Em Be - Dong Tien」ってのは直訳すると「赤ん坊とカネ」って意味で、醤油の種類じゃなくて上のマークにあるブランド名。何でこういうセンスの無いブランド名なのかってのは、この際、考えない方がよい。

「赤ん坊とカネ」はどちらもベトナム人が一番大切にするものだから縁起が良いんだろう。

まずはよくよく見てみよう。成分表示。

ふむふむ、大豆(dau nanh)、、、そして、、、落花生(dau phong)??

あんな大豆の絵を前面に出しといて落花生入ってる訳ね?安い方は流石に大豆の絵は入っていないが、成分表示には落花生の方が大豆より前に書いてある。安いのは落花生の割合が多いということか?

これに食用油であるとか、MSG(「味の素」の成分です)含む合成調味料とか、色々入って、ベトナム醤油が出来上がってる訳だ。

それじゃあ普通に醸造した醤油と味が同じになる訳はないなと妙に納得。
ベトナムの一般的な醤油は化学調味料と考えた方が自然そうだ。

大豆の醤油はないのかと棚を探すとありました。香港は季錦記ブランドの特級鮮味生抽!

RIMG0054a.jpg

中国で製造されたこの醤油は、日本の醤油と同じく大豆が主な正統派醤油。

ベトナム語でもきちんと「Nuoc tuong dau nanh(大豆醤油)」と書いてある。

香りからして大分日本の醤油に近づいてきた。



さて、一件落着かと思いきや、実はここからが本題。

更によくよくラベルを見るとこんな表示があるのに気付く。

RIMG0064.jpg

RIMG0063.jpg

どちらも、「3-MCPDの基準を満たしています」という意味だ。

これはここ数年で、ベトナムの醤油によく見られる様になった表示で、何かというと、こんな過去があったからだ。

■ ベトナム:醤油から発ガン性物質、有名メーカーも
■ 3-MCPD基準値超えるしょうゆ製品 新たに7社

一番濃度が高かった企業は、ベトナム国内基準の4200倍(ヨーロッパ基準の21万倍!)もの発ガン性物質(3-MCPD)を含んでいたというから驚愕である。

この事の発端は2005年7月、ベルギーに輸出されているベトナム醤油(Chin Su)から、当時のEU基準の約1700倍もの3-MCPDが検出されたこと。

これを受けてベトナム政府側が調査に乗り出したのが上のニュースの始まり。

事件を受けて、保険局が同年8月末までに醸造会社に3-MCPDの報告をするよう通達をしたものの、基準を満たせない企業が多すぎて、期限を過ぎても10社程度しか報告が来なかったという笑えない笑い話。

で、もっとベトナム(日本も?)らしいのは、実はこういう調査は政府が2001年からしていて、問題は大方把握していたと言う話し。公表がされた2007年まで6年の情報隠しと批判も多かった様です。当たり前だ。また政府の高官が醤油ビジネスに関わってたとかそういう話かも知れない。



それで現在は上記の様な基準満たしてますよ的な「安全マーク」が付けられている訳だが、誰がちゃんと調べてんのかって問題と、ヘルメットの時もそうだった様に「安全マーク」みたいのまで偽造されて市場に出回るベトナムで、こんなちっぽけなラベル誰が信用できるのか、というのが本音の所。

ちなみに更に驚いたのは、最初に紹介したスーパーブランドの安い醤油。

製造業者を調べると、「NOSAFOOD」と小さく書いてある。いや、ちょっと待てよ、、、確か、、、と思って調べると、やはり!!2007年の調査でダントツ1位の3-MCPD濃度(ベトナム国内の基準の4200倍、ヨーロッパ基準の21万倍)を記録した業者じゃないか!

スーパーブランドの下に隠れて分かり難くなっているが、こういう形で製造を続けているのかと思うと鳥肌が立つ思いである。それもこのブランドの3-MCPD基準の表示、やたらと端の方に小さく書いてある。ホントに基準満たしてんのか?

これは自社で勝手に印刷したのか、ちゃんとした検査してるのかも不明。

怖い怖いベトナム醤油の話し。

この醤油を知り合いの検査機関に送って調べてみたらもっともっと怖いことが分かるかも知れない。

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