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ベトナムでよくある怒りのひとつに、「全部やりました」といっておきながらやってないことが余りにも多い、というのがある。

この間の話。

新しいオフィスを開くのに必要な備品をリストアップして、期限までに「全部準備すること」とスタッフに伝えた。「分かりました」とスタッフ。数も10種類程度だし、リストまで一緒に作って、後は買うだけだから流石に大丈夫だろうと思っていたら大間違い。

期日が来たので、オフィスの備品は準備できたか、と訊いたら、「全部準備できてます」という。

ほうほうそうかと思って今日オフィスを見に行くと、リストにある備品が見当たらないじゃないか。

それも一品じゃなく複数。

部屋に戻ってスタッフに再度確認する。「延長コードと湯沸しポットが無いみたいだけどどこにあるのか」。

スタッフ「あー、その二つはまだ買ってません」

。。。!?

お前、こないだ「全部」準備できたと言わなかったか?


私「お前こないだ全部準備できたって言わなかったか?」

スタッフ「はい、でもお金が足りなかったので(云々。。。)コードとポットは買ってません」

私「じゃあ全部準備できてないやないか!」

スタッフ「あぁ、そうですね」

そうですねじゃない、今すぐ買いに行かんか!!!!!!!!

こういうくだらない怒りは日常茶飯事である。
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長らく更新が滞りましたが、無事生きております。

さてさて、依然奇想天外なこの国ベトナム。特にこの国の労働市場の未成熟ぶりには毎度驚かされて(呆れさせられて)ばかりですが、最近もまた一つ呆れた出来事が。

色々と問題・トラブルを抱えて解雇通知に至った一人のスタッフ。職場に子供は連れてくるわ(子供はオフィスでゲームに熱中)、公用車に無断で子供を乗せるわで、仕事ぶり以外にも職場で様々な注意を受けていたが、しまいには何が悪い、仕事に何も影響がないではないかと開き直る始末。とういことで早々にお引取り頂くこととなった訳だ。

しかしここからもうひと踏ん張りするのがベトナム流。私の所に連絡してきて、最終日までに「推薦状」を用意しておいてくれとのこと。それも「頂けたら幸いです」でなく、「用意しておいて」とまるで当たり前の用に書いてくる。そもそも自分が問題を起こして「解雇」されたのだという自覚はなく、未だに自分は悪く無いと思っている。解雇通知を受けといて雇用主に「推薦」状を書いてくれってのは本末転倒な話で、普通の人間ならとても不可能な話だということぐらい分かる筈ですが。。。

わかんないんですね、この辺が。

推薦できるくらいなら解雇してませんよ!
いやいや更新が滞りましたが、相変わらずベトナムラビリンスを体験する毎日が続いております。

過日またこんな話が。。。

あるスタッフが腰の調子が悪いのでオフィスに来れないと連絡をしてきた。まあ歳もそこそこであるしそういうこともあるのかなと思いつつ、それでは仕方がないと了承した。ただ実はその直前に他のスタッフが椎間板ヘルニアで長期の病欠を取っており、何だかそれと全く同じパターンの病欠の仕方。どうも胡散臭いなと思いつつも、「嘘だろう」とは言えないので、認めることに。

月曜から休んで木曜になっても何も状況連絡が来ないので、オフィスから電話を掛けるが電話が通じず。やっと通じたと思ったら、腰の調子が悪く治療が必要なので同日にハノイに戻って治療をするという。これもその直前に病欠を取っていたスタッフと全く同じパターン。やっぱり胡散臭いと思うが、「嘘だろう」とはやはり言えないので認めることに。その代りきちんと医師の診断書を持ってくる様に指示する。スタッフは「OKOK」と空返事。

そしてその翌週は彼が前もって申請していた自称「娘の結婚式」がサイゴンであるので1週間の有給休暇を既に取っている。娘は既に結婚しているという噂も一部のスタッフの間ではあったが、それにも併せて、腰痛で治療で仕事もできない彼がサイゴンまで行って結婚パーティーには参加できるんだなというのがポイント。彼は酒癖が悪いことでも有名だ。

そして結婚式が終わった週末(既に休み初めてから2週間が経過)、日曜遅くにまた彼からメールが入り、腰の状況が回復せずハノイで継続的な治療が必要なのでオフィスに月曜からは戻れないと。後1週間休みますとの連絡。結婚パーティに出て(本当かはわからないが)、帰ってきて仕事には出れないというこの責任感の無さ。呆れるが療養が必要というものを断る訳に行かないので、また医師の診断書とハノイに滞在して1週間の治療が必要であるということを明記した書類を後日持ってくる様指示。また「OKOK」と空返事。

また一週間がたった日曜遅く、彼からまたメールがあり、腰の状況が回復せずハノイで継続的な治療が必要なのでオフィスに月曜からは戻れないと。後1週間休みますとの連絡。本気かよと皆思いつつも、診断書があれば文句は言えないので、半ば呆れながらもお大事にと伝える。これで4週間の事務所不在。

そしてまるまる1か月を休んだ後にオフィスに戻ってきたのだが、本人はやたらと元気で腰の不安などまるで無さそう(腰を気にもしていないしコルセット的なものも付けていない)な上に、提出してきた「診断書」とやらが住所はダナンになってるわ、医者個人の名前だけで連絡先も使えないわ、署名だけでスタンプも押してない代物だった。それも記載してあるのは診断結果だけで長期必要の有無についても記載してない。

これは相当怪しい。怪しすぎる。

本人に提出された診断書は正式なものとして認められない旨を伝えるが、「医者がそれを出したので医者の責任だ」とか「自分はもらったものを提出しているだけで責任は全くない」だとか言い出す始末。

「あなたには事前に長期病欠に必要な手続きについて事前通知もしているのだから、必要な書類をオフィスに提出するのはあなたの責任だ。医師が手続きに使えない書類を出してきたなら、確認してその場で指摘するのはあなたの責任。こちらは正式でない書類を渡されても認められません。」と伝えるが、そんなこと知るかという態度。

やっぱり仮病だったなという感じが90%。結婚式すら嘘だったんじゃないかという直観が。

ただ仮病使っててっきり仕事をさぼっていただけ(ハノイの家族と楽しい時間を過ごしていただけ)というのが大方の予想ではあったが、彼はそれを遥かに上回る行動に出ていたことが後に判明するのだ。

彼がオフィスに戻って数日経ったある日、とあるタクシードライバーが「彼は最近毎日現場に行っていたよね」と口走ったのだ。

「はぁ????彼は4週間腰の治療の為にハノイに居た筈だけど??」

タクシー運転手もここでしまったという顔になる。

そうだ、彼は実は腰の治療でハノイなどには戻っていなかったのだ。よくよく話を聞くと、どうやら他のドナーの短期コンサル業務を請け負って、仮病をしながらそれを3週間程度やっていたらしいのだ。それも同じ省で!!!

短期コンサルの仕事は日払い制で、長期契約に比べて単価が高い。こちらとフルタイムの労働契約があるのに目先の金に目がくらんで仮病を使って高級アルバイト、ということだ。そして偽造した診断書への指摘にも自分は間違っていないと開き直っている。冗談にも程がある!!大馬鹿者!!

後日、本人に本件問い正すと、もう隠せないと思ったのか、事実を認めた。どうやら南部の省にも仕事で行っていたらしいからサイゴンでの娘の結婚式も嘘だった可能性が。。。一体どこまで嘘つきなんだ、こいつは!!

しかしそこから本人は更に驚くべき発言を繰り返す。「自分はオフィスとの関係を保つ為にストーリーを作ったんだ」「だから嘘をついたりオフィスの人を騙したりした訳ではないし、私はそういうことをする人間ではない」。

「は?????????????????????????????????????」

どこまでも自己中心的な解釈で嘘をついて仮病で休んだことすら認めようとしない。

もう怒りや呆れを通り越した次元に入りむしろ滑稽な位だ。

ちなみに同人物は業務上も様々な問題を起こしてきた当本人であるので、既に首を切ることが決まっていた人物でもある。どうせ辞めるので何しても気にしないという感じなのかも知れない。

余りに酷いので、本人をオフィスに呼んでマネジメントと本件について会合をするも、朝から酒に酔ってその会合に出て来る始末で、呂律すら回っていない。

「本人の問題を話し合う為のマネジメントとの会合に酒に酔ってくるとは何事だ」と指摘するも、「お前らも酒臭いことがあるじゃないか」と逆切れする始末。もう終わってますね、この人は。会合は即中止。

とりあえず本件に時間を使うのはもう無駄、ということで、すべて無給扱いとして処理。もうこれ以上本人と話をしても仕方が無い。

しかし彼の問題は留まることを知らなかった!!

今週のこと。その本人が他のスタッフと朝からもめている。「俺は午前で戻ってきたいのにアイツ(他のスタッフ)は一日フィールドに行くと言っている」「俺は午前で帰ってくるから俺の車を手配してくれ」。何様だという態度。それも朝からやたらと酒臭い。また飲んできている。。。

また酔っぱらってオフィスに来るなと指摘されるも「俺は酔ってなんかない!!!」と逆切れして怒鳴り散らす始末。もうこれでもかという感じ。

そして昼に戻ってくると更に村で酒を飲んできた様で、完全に呂律が回っていない。フラフラとオフィスの周りを俳諧している。再度オフィスに指摘されるも「俺は酔っぱらってない!!」とまだ怒鳴り散らす。もう俳人そのものだ。

彼にはもうオフィスには来なくて良いと最後通告をし、翌日からすべて無給休暇扱いとして契約終了日を待つこととなった。

いやはや、尋常じゃないです、こういう労働者。
ベトナムの現実。フエ省からサイゴンに送られた4人の子供が保護されたという記事。こういうのはニュースにならない程そこら中に転がっているストーリー。しかしただ保護して故郷に戻しただけでは別の場所に売られるだけかも知れないという現実がある。

◆ 児童虐待の夫婦を逮捕、預けた実の母親は見て見ぬ振り

ベトナム人は一般的に非常に短気で、とにかく待つことができないし、ショートカットがあればすぐにそれを使って早く事を済ませようとする人口が圧倒的に多い。「目の前の目標」を達成できれば手段やプロセスはどうでもいいというところがある。

だから、
1→2→3→4とステップを踏んでやって下さいね、
と指示しても、
1→4とショートカットして、「できました!」と言う。

順番にやれと言っただろう、2と3はどうした?
と言うと、「えっ??」
って話に必ずなる。

「えっ??」じゃないだろう?
というのがベトナム・ストレスの始まりである。

さて、こういう文化にコピペ(copy&paste)という技が入ってくるとどうなるか。

▼我がスタッフのケース

我がスタッフに、20人の研修生の宿泊・日当支払いの計算をさせる。

計算表を作る様にスタッフに指示するが、しばらくして

「できました!」

と自身満々に持ってきた計算の実に10人分が間違っていた。
つまりは半分間違いだったってことだ。

間違いにはどれもこれも「どうしてこうなるかね?」ってのが多い訳であるが、例えば

・日当3日なのに宿泊4日になってる
・日当6日計算してるけど5日しか日付が書いてない
・13km x 4回の交通費なのに220kmになっている

などなど、とにかくあちらこちらに間違いだらけ。

「お前なぁ、俺にこの紙渡す前に確認したのか?」と訊ねるも、

「はい、しました!」と自信満々に言い放つ。

って、20件中10件間違ってるじゃないかっっ!!!

結局、間違いの傾向を見ていて気付いたのは、勝手な思い込みで、内容をろくすぽ確認もせず、内容をコピペしまくっていたということだ。

交通費計算が1人目、2人目続けて55kmだったとすると、すぐさま「あ、みんな55kmだ!」と思い込み、ざざ~~~~っと55kmを全員分コピペしちゃう。

そして、「あ、ちょっと違う」と思ったらあちらこちらでちょこちょこ数字を変えるが、それもちゃんと確認をしないから内容があべこべになる、計算が合わなくなる。で、4泊3日なんて変な数字が出てきちゃう。13km x 4 = 220kmなんて計算がでてきちゃう。

その結果が20名中10名分間違い。
そして結局計算全てやり直し。。。

「急がば回れ」の文化はベトナムにはない。
いつでも「急げ急げ」の世界。

結果的に遅くなることも多々ある。

ふぅ。深呼吸深呼吸。
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