上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
エビ養殖池を後にして、また暫く移動。今度は魚の養殖池に到着。

ここでも地元漁協とちょっとした実験養殖をしているのだ。

DSCF5132.jpg

竹の楽器のようなものでドンドンドンと音を鳴らすと魚が一斉に寄ってくる。魚の学習能力も大したもんだ。

DSCF5133.jpg

バシャバシャと餌を食べる魚たち。

DSCF5139.jpg

おぉ、来たっ!

この姿でこの魚の名前が分かったらなかなかの魚通(?)。

その名はティラピア。熱帯地域の養殖では簡単で一般的な魚だ。

実はこの池はかつてはウシエビを養殖していた池だった。しかし、生産性が低く病気のリスクも高いので、エビ生産が中止された池だ。

フエにはこうした池が急増している。かつてのエビ養殖拡大の政策に後ろ盾された、今までの無計画な拡大の影響がこういう形で今現れてきているのだ。足元を見ずに借金までしてエビ養殖に飛びついた人々が悪かったのか、それを後押しした政府が悪かったのか。それは両方に責任があるだろうが、隣の家が儲かるのを横目に、ギャンブルの様なエビ養殖に飛びつき、借金まみれになった地元民も少なくない。

十分な準備なくだた養殖拡大を推進してきた政策の罪は大きい。この風上の政策を変えていく作業も現在行っているわけだが、それはまた別の機会に書くことにする。

さて、使われなくなった池は生産性が0になる訳だが、他の用途に転用するのもそう簡単ではない。汽水が入り込んだ池は農地に戻すのも現実的にはかなり難しい。となると今ある池をどう使うかという話しが現場では結構重要になってくる。

そこで、この使われなくなった養殖池で、汽水でも育って生命力も強いティラピアを養殖して少しでも生産活動に使って、地元養殖者の生計向上に役立てようじゃないかというのがこの実験の一つの目的だ。ティラピアは池の中の有機ゴミなども食べてくれるので、それなりの池の環境改善にも繋がらないかという目論見もある。

フエのティラピアは輸出にはまわされておらず、地元消費が主なので市場が小さく、価格も安めではあるが、とにかく生産の失敗の少ないこと、少なくとも安定した収入が得られることが何よりのメリットだ。ローリスクローリターンの典型の魚である。

バイクを購入したり家を改築したりするご近所を横目に、エビにばっかり飛びついていた地元民が少しでも安定した生計の立て方について考える機会が提供できればと思っている。

DSCF5147.jpg

帰りに見た若い田んぼ。今年一度目の収穫が終り、もう二度目の稲作が始まっている。8月中には収穫されて、9月以降には台風・洪水のシーズンがやってくる。その頃までには魚も稲もみんな収穫が終わっている。フエの田舎の一般的なライフサイクルだ。
関連記事
スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://bakunam.blog64.fc2.com/tb.php/144-83030623
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。