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2010.06.21 シクロ - cyclo -
書こう書こうと思って紹介できずにいた映画を今日書くことに。

「青いパパイヤの香り」(1993)で有名なトラン・アン・ユンの長編第二作目(1995)に当たる作品。

「青いパパイヤの香り」と同様、サイゴン(ホーチミン)を舞台とした映画だが、青いパパイヤの香りが美化したベトナムの風景美を抽出して取り出した絵画だとすると、この映画は大都市サイゴンの現実を上手く切り取ったモザイク画の様な映画だ。かなり1作目と方向性が違って面白い。

ベトナムに来たことの無い人は、ベトナムのイメージと言えば「青いパパイヤの香り」という人も多いが、在住者に聞けば圧倒的にこの「シクロ(cyclo)」の方が本当(現在)のベトナムに近いという人が多いし、私もそう思う。今のベトナム都市社会の混沌、矛盾、格差、欲望、そういったものが混在する掴み所の無いベトナム都市社会を感覚的に良く表現していると思う。

cyclo01.jpg

cyclo3.jpg

cyclo.jpg

cyclo2.jpg

私はこの映画の雰囲気は嫌いではない。

ちなみに既に紹介した三作目の「夏至」(2000)の舞台は北部のハノイとハロン湾。言葉がハノイ弁で私はとても好きだ。夏至と言えば6月末なので見るには丁度いい時期だ(是非雨のシトシト降る日に観て欲しい)。

シクロは暑いサイゴンのストーリーだから観るなら真夏の8~9月が最適だ。
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