上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
毎度でございます。

またまた賄賂の要求が。それもとあるベトナム人によると、これは賄賂ではないのだとか。

これも暫く前の話。そうそう、ちょうどベトナム航空の職員がスーツケースの保証金をちょこまかそうとしていたのと同じ頃。こうも立て続けにこういうことが起こると、企業も政府も、騙したりして人から金取る以外に考えることないのかね、本気で思ってしまうのだが。

丁度ビザが切れるのでビザの申請をハノイ経由でしたときのこと。

私の場合、ビザを更新するには、受け入れ先となっているベトナム政府の署名が申請書に必要なので、ハノイの政府機関を通してビザの申請書を提出してもらえるよう依頼する。

すると手続きを担当していたうちのスタッフからメールが入る。

「ビザ更新代が60ドルで、手数料が手続きの早さによって30~50ドルかかるが良いか?」
「今回はエクスプレスサービスなので、手数料は50ドルになる」

受け入れ先の政府機関でも手数料なんて取るのか?こちらが支援を提供している側なのに、その提供者からまた手数料を取るとは、全く失敬な奴らだとと思いつつも、まあそういう決まりになっているなら仕方ないかと思い、返答をする。

「分かったが、全て領収書を発行するように言ってくれ」

するとスタッフ。

「ビザ更新代の60ドルは政府の領収書が発行できるが、手数料は個人発行の領収書になる」

んん?これはいつものバターン。これは臭うぞ臭うぞ。いかにも嫌な臭いがする。

私:「領収書が個人発行のものということは、手数料は政府の公式な手数料ではないということか?」

スタッフ:「公式なものではない。」

私:「それは初耳だ。あなたはこの手数料がまるで政府の手数料の様な説明をしたよね?」

スタッフ:「政府の人があなたの手続きを手伝うには、書類を準備したり、書類を提出に行ったり、手間がかかるので、お金を渡すのが適当でしょう?」

私:「それが適当だと誰が言った?これは明らかに賄賂の請求だ。これは汚職に他ならない。」

スタッフ:「これは賄賂や汚職ではなく、政府の職員があなたのビザの申請を手助けするのに必要な費用だ。」

私:「政府に雇用されている職員が、政府の仕事に関連して、非公式に手数料を取るという行為は汚職以外の何でもない。理由がどうであれ、これは汚職としか言いようがない。」

なぜか政府の肩を持とうとするスタッフに苛立つ。

私:「この件で私の期限までにビザが下りずに私が一時的にでも退去しなければならないことにでもなれば、政府は面子を失うだけではなく、大問題になるだろう。今は中央政府の中にも汚職対策の窓口はあるから、もしそのようなことになれば、中央政府の汚職対策窓口に通報するだけでなく、国連の汚職対策プログラムの担当者にもその担当者の名前を通報する。そんなことになればベトナムといえども、その担当者は政府内に残れなくなるだろう。その様にその担当者に伝える様に。後は彼次第だ。やりたくないのなら私のビザを失効させればよい。」

これにスタッフはやばいと思ったのか、返答のトーンが変化する。

スタッフ:「もし貴方が手数料を賄賂と受け取るなら私は非常に悲しい。私はこの担当者を10年程前から知っているし、彼は貴方のビザ更新を助けてくれようとしているだけだ。」

はぁ?!という感じ。

1)この後に及んでこれが賄賂の請求でないと言い張るスタッフ
2)「私は非常に悲しい」などとチープな感情論に持っていこうとするスタッフ
3)この担当者を10年も前から知っていたというスタッフ
(それほどの知り合いだったら無料でやってもらえよと思うが、もしかしてスタッフも一部取る計画?)
4)「貴方を助けてくれようとしているだけだ」と賄賂を請求しておきながら、やたらと恩着せがましいスタッフ

このスタッフを少しだけ信用していた私が馬鹿だったと改めて痛感。

こうしていとも簡単に人に裏切られることが多いのがベトナムの厳しく悲しい現実である。

ちなみに50ドルと言えば、中堅政府職員の月給に近い額だ。それが本当に「貴方を助けてくれようとしているだけ」なのかねぇと単純に思ってしまう。まあ、誰も信じないね、こんな分かりやすい嘘。

そんなこんなで結局ビザは無事更新されたが、こういうことに日々直面し続けなければならないベトナム社会って相変わらず疲れるなと改めて思わされた一幕であった。
あれあれ、またですかという感じですが。

つい先日に開催予定であった「漁港の改善」についてのワークショップ。

テーマ的にも何の変哲もなく、政治色もないこのワークショップ。しかしここは社会主義国ベトナム。外国人が関わる全てのワークショップについて、政府の事前許可が必要なのである。

この事前許可というのが結構面倒で、ワークショップの日時、場所、参加者等を明記したプログラムと、参加予定の外国人全員のリストとパスポート詳細を、開催毎に、省政府、外務局、警察、開催地域役場に提出しなければならない。これを最低でも1週間前位までに提出しておかないと開催の許可が間に合わない可能性がある。勿論、変更も全て事前通知しておかないと問題になる。

更にこれとは別に大多数の外国人はビザも事前取得しなればならない(そしてその為に今度は開催者から個々人に招待状を出す必要があるのだ)。ここまでしてベトナム政府は一体何を恐れているのかと正直思う。

ただでさえ忙しい参加者にビザ準備だのパスポート詳細だのとお願いをして、それを集めて、政府に提出するのには毎回かなりの時間と労力を浪費しなければならない。この時間をもっと生産的な活動に充てればこの国はもっと発展するだろうにと思うが、政府はそんなのお構いなしだ。いくら人の時間を浪費しようが、いくら人々の手間がかかろうが、役人達の知ったこっちゃない。こちらが急いでいても、毎日4時半からバドミントンを楽しみ、ビールを飲んで宴会をするのが最優先の役人達は、協力しようというつもりもない。

さて、今回も通常通り、上記手順に則ってワークショップの準備に取り掛かる。

今回の外国人参加者はたった一人だが、人数に関わらず同じ手続きをする必要がある。やたらと面倒だ。

ベトナム人同僚はカウンターパートの役所に書類手続きをやらせると言うが、結構手続きが煩雑な上、いい加減な役人にやらせては絶対ミスが起きるから自分達で全てやった方が良いと意見するも、理由もはっきりしないまま従おうとしない(こういうのベトナムでは良くあるのです)。結局人の忠告も聞かずにカウンターパートに丸投げ。知らねーぞー。

いよいよマレーシアから担当者も当地入りし、事前準備も終了。飛行機、車と乗り継いでワークショップ開催地へ。当日、参加者も全員揃い、担当者が最初のプレゼンをしようとしたその時だった。

地元役人:「郡政府と警察の許可が下りていないので開催は駄目だ」

我々:「は???」

我々:「既に参加者も全員来ているし、海外からこのワークショップに人だって呼んでいる。いまさら中止などできない。」

地元役人:「とにかく開催は駄目だ。ノーノーノー!」

我々:「は???」

聞く耳すら持とうとしない役人。

散々煩雑な書類を準備させて、こちらの時間を浪費しておいて、開催30秒前に中止とは冗談も程々にしてくれと一同青筋が立つ。

ベトナム人スタッフがすぐさま交渉を始める。

スタッフ:「外国人担当者は外で待機させるから開催してもいいだろう?」

地元役人:「外国人が一度会場に入ってしまった以上開催は許可できない」

我々:「は???」

だから外国人は外で待機させる、参加しないと言っているのに、「会場に一度入ってしまったから」もう開催はできない????一体どういうこと???外国人ウィルスでもあるのか??

スタッフは色々交渉しようとするが、役所は「ノーノーノー」の一点張り。その開催中止の理由もはっきりとしないまま結局ワークショップは中止となる(こういう理由は無いけど結論だけはあるというのがベトナムではやたらと多いのだ。そして理由もないのにやたらと頑固!!)。

理由は結局最後まで明らかにはならなかったが、どうやら話をつなぎ合わせてみると政府内での連絡ミスという感じだ。こういうミスが起こるとたちまち皆責任逃れをし始めて話がうやむやになるのがベトナムの特徴でもある。俺は知らない、私も知らない、結局誰も知らない、ってことになるのが常だ。

そもそもこの件は元を辿れば、散々の反対を押し切ってカウンターパートの役所に手続きを丸投げしたベトナム人同僚の責任も大きい。しかしその当の本人も責任逃れの言い訳尽くし。俺は事前に頼んだのに、カウンターパートがきちんと準備しなかったからだみたいな責任転嫁。散々警告したのにフォローアップしなかったアンタも大したもんだ!

百歩譲って、次回からは我々のオフィスで全て手続きする様に言うが、「Yes and No」みたいな訳分からん応えではぐらかそうとする。ここまでくるとどうしようもないね。

まったくどいつもこいつもって感じですね。。。こういう状況では特に。
FACEBOOKがベトナムで規制(ブロック)されてから暫く経った。これまではDNSをベトナム国外のものに変えてやればまだアクセス可能であったが、昨年末辺りからこれも通用しなくなった。

過去記事>ついにFACEBOOKがブロックされた様です

色々な人がFACEBOOKが再び使えなくなったと訴えているが、政府は知らんフリ。
政府が規制しているのは皆知っているのに、今更隠す意味が分からない。

今回はProxyを設定してやると繋がる様だが、同様のイタチゴッコはまだまだ続きそうだ。

関連で、インターネットから面白い記事を一つ:
Facebook’s Vietnam War (Dec 5, 2010)
アメリカ大使館員がフエで警察に拘束された!

そんなニュースが飛び込んできたのはつい2日前の話。一体どういうことかと聞くと話しはこんな感じ。

フエにはベトナムでの多党制などを謳って長年当局に拘束されてきたグエン・ヴァン・リーというカソリックの牧師さんが居るのだが(関連記事)、現在自宅軟禁状態となっているその彼を、アメリカ大使館の政治・人権担当官が訪れようとした所、警察に取り囲まれ、地面に押し付けられた上、車で連れ去られたという。

2日前は寒く雨の降る日だったのでその大使館員もさぞかし惨めで悔しい思いをしたに違いない。

こちらが新聞などの記事:

U.S. Protests Treatment of Diplomat in Vietnam (Wall Street Journal)

US protests over Vietnam treatment of diplomat (AFP)

平和的に多党制を訴えただけで牧師を拘束し、その後自宅軟禁(ビルマか!)するベトナム政府も政府だが、その牧師に会いに来た他国の大使館員にまでこの仕打ち。ベトナムの知られざる政治規制状態が正に露呈された事件といっていい。

ベトナムではFACEBOOKも相変わらずブロックされているし、ブログ規制も中国と同様の力の入れようだ。もっとマトモなことに力入れてくれよと思っているのは私でけではない筈だ(汚職対策だとか、死ぬ程時間の掛かる政府サービスの効率化だとか、社会主義国なのに全然行き届いていない貧困層への公共サービス拡充だとか、考えれば牧師や外国大使館員を拘束する前にいくらでもやるべきことはあるのだ)。

これを受けてハノイのアメリカ大使もワシントンDCのアメリカ政府もベトナム政府に大抗議!という事態に発展している。当たり前だよね。

AFPの報道のよると、これに対してベトナム外務大臣のスポークスパーソンは「ベトナムはいつも外交官に好ましい環境を提供している」と言ったという。更には「外交官もその国の法律を遵守する義務がある」とまで、まるでアメリカ大使館員に非があるかの様な言いなり。何だかどこかの船がぶつかった時のある国の対応に似てる様な。

そもそも、外交官を拘束しておいて「好ましい環境」とか言って欲しくないですね。というか、この状況でこういう発言が平然と出来てしまう神経が良く分かりません。原則論で話す社会主義体制の特徴でしょうか。

今後の動向に注目したい。
2010.11.07 役人失格
最近聞いた話しであるが、ベトナムでは外国人と結婚すると役人を続けることができないとか。

本当か?

ハノイの知り合いには一人、ヨーロッパの人と結婚していながら政府の研究機関で働いている女性がいるが、それは例外?研究機関だから?

元南ベトナム側についていた家系の人は、その子供であってもベトナム軍に入ることができないという話しは聞いたことがあるが。今でも、その子供までスパイ扱いなのか。

どういう仕組みになっているのか、どなたかご存知の方いらっしゃればお知らせ下さい。

govbldg.jpg
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。